2006年10月24日

【旧日記】「さあ、おいで」とあんなに言われていたのに。

現在は事情で遠い郷里に帰っている友達が、
急に連休休みが取れて、上京してくることに。

あちこちに都合をつけていただいて、
なんとかものすごく久々に御対面、で、勿論、乾杯。

かっぱ「彼女とは大丈夫なの? 遠距離なんでしょう。」

友達「あんまり大丈夫じゃないんですよー。
 だから、今日は彼女んちに泊まって、
 明日は表参道あたりをデートします」

かっぱ「いいじゃない。何か買ってあげたら?」

友達「そうですねー。
 それにしても東京、久しぶりで楽しい。
 ゆっくり来たから、午後4時くらいに着いて、まだ来たばっかり。」
とか、

久々なのにいつもどおり。いつもどおりすぎる。の会話を楽しんで、
呑みはじめて30分、
友達の携帯が鳴った。


友達、
「…はい、…はい、

  ああああ! 明日か!(悲痛な叫び)
  明日…。しまった…
  …俺、今、東京なんですけど……うう…わかりました…帰ります」

ものすごーく低いテンションで電話を切る。

か「なんか、今、帰るって聞こえたのだけれど…」

友「…うん、あのね、忘れてたの。
 俺ね、明日、いないと仕事にならないらしくて、休めなくなった」

か「明日って忙しい日なの?」

友「かっぱさん、あれだよ。あれ。明日、24日だから、、、


 番号ポータビリティ。」

か「…あああああ! 明日か!」


そう、彼は携帯電話関連の仕事をしているのだった。


か「そんなに忙しくなるものなの?」

友「いや、うちは地方だから、
 お客はまだそんなには来ないのだろうけれど、
 逆にね、地方だとね、売る側でサービスをわかってる人が少ないから、
 わかってる人間が居ないとねえ…惨状になるから。」

か「ああ…大変…どうするの? どうやって帰るの?」

友「バスだねえ。えーと、夜9時に新宿を最終バスが出るから、
 それに乗ります。あと2時間は、呑めるので、呑みましょう。
 慌ただしくて、ごめん。」

…午後4時に東京に来て、9時に帰るのか君は。可哀想に。

か「ううん、私は平気なので謝らなくてもいいのだけれど、
 彼女は? もう今日はこれで呑むのおしまいにして、
 会っていかないでいいの?」

(注:親切心というよりは、「彼女に恨まれたらどうしよう」という、
  なんかもうそういう汚い偽善者な気持ちから出ている台詞である)

友「…いや、もうそれは無理なので、
  明後日に休みを振り替えてもらったので、
  …明後日、もう1回東京に来ます…」

か「(偉いなあ)
  …とりあえず、あと2時間、めいっぱい食べて呑もう…」

そして彼は、やけくそのように焼そばを食べ、
ナポリタンを食べ、フライドポテトを食べ、
さんざん甘い酒を飲み倒して、新宿へ去って行ったのであった。

君に幸あれ。


そして、かっぱは
「番号ポータビリティ開始の事、多分一生忘れないだろうなあ」と、
ぼんやりと思ったのだった。
posted by κ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧mixi日記