2007年02月22日

【まんが】うさぎ月夜に星のふね(萩岩睦美)

実家の本棚から漁ってきた、大昔のもの。
当時と言えば多分「ちびまる子ちゃん」が連載を開始し、
懐かしの「200万乙女」という合い言葉のもと(今思えば凄いキャッチコピーだなあ、)
「りぼん」が物凄く良い勢いだった頃に連載してたものだと思う。

その頃は同級生の間では「ときめき☆トゥナイト」とか、「星の瞳のシルエット」が人気あった筈。
よく憶えているなあ、自分。
ガチガチのケーキとか焼いてたよね。思い出してきた。

でもκはぶっちぎりで萩岩睦美が好きだった。
イギリス系を意識した、外国風の話も(非常に異国情緒溢れていて)好きだったけれど、
この「うさぎ月夜」もとても好きだった。

今おもうと、ラブコメ(最早、死語)一直線だった「りぼん」の中で、
よくもこんな「SFと和の融合作品」を連載してたなあ!と思う。

げんこつ村の和尚さんの所にやってきた、
双児の「たぬきの生まれ変わり」と称する小さな女の子達、
トメちゃんとヨネちゃん。

ところが宇宙船に攫われたりして、
地球のエネルギーを狙う「わるものの宇宙人」と対抗しなくてはならなくなったりするのだけれど、
全体的に何ともほのぼのしてて、いい。

そして当時から「絵が上手だなあ」と感心していたけれど、
今読んでも、驚異的に絵が良い。
さらっとひとコマで、トーン貼りも無しで宇宙船内部とか描いちゃってるのも驚くし、
「宇宙船」と「日本の田舎」の絵面を同時に描きながら、全く雰囲気を乱してないところも力量を感じさせるですよ。

その上、「おかあさんて、何?」というテーマがきちんと描かれていて、泣かせる。泣いた。

宮崎駿あたりが(あたりという言い方も失礼なんだけれど)アニメ化してくんないかなー。

あと、今になってわかった事だけれど、
確実に萩岩さんの描く男性は「JAPAN」のデビット・シルビアンの影響が大きいのだね。どう見ても。日本人でも。
刷り込みというのは恐ろしいなあ、知らないうちに影響を受けてるものなんだなあ…