講習はじまる。
先生は結構おじいちゃん。矢鱈と「〜ですね」という語尾を付ける人なので、「デスネ先生」と名付けてみる。
暇なので周りも観察してみる。
平日のせいか、大学生とか専門学校みたいな人も多いけれど、おじいちゃんとか、明らかにタクシーの運ちゃんもいる。
κは失効だから別だけれど、この人たちみんな2月近くの生まれなのね。ハピバースデイ。でも2時間講習。辛いプレゼントだなあ。
運転の危険をうたう、名付けて「ブルーになるビデオ」放映。
毎回これは、ちょっと楽しみ。
前回は東海林のり子が出て来たけど、今回はトメさんだった。
ちゃんと毎年内容を変えているところが律儀というか何というか。
あと、「自動車にぶつかる被害者」の役は、やはりジャパン・アクション・クラブとかに依頼するのかなあ。
15分休憩。昨日から飲みたかったカルピスを自販で飲む。今日の喜びは今のところこれだけ…妙に美味しい。
後半は自分の運転タイプを知る、など。
かっぱは「自分の運転に自信が無いタイプ」。あたぼうよ! 車線変更なんてできるかー! あれは情けで入れて貰うものだ!
なんとかかんとか2時間終わる。
そしてできた免許を貰う。これの為にこんなにも苦労を…と思って眺めたら、
その写真が、写真がだね、
「B級チャーリーズ・エンジェルみたいなアメリカのやっすいやっすい番組の、敵役の方の、香港のカンフー使いおよびナイフ投げの女(結構最初の方で死ぬ)」
みたいなのが写っていた。
がっくりだ。
もし今、かっぱが何かで逮捕されたら、最初に出る写真ってこれなんだろうなあ。嫌だなあ。悪い事はしないようにしよう、とすら思った。
とぼとぼと、免許の為にしか来ない街を離れる。
ここに次回来るのは、2年半後である。
そして、哀しいことに、次回講習も、2時間なのである。
(改めて交付されたことになるので、次回は初回講習を受けねばならない…)
嗚呼。
「ぶたに真珠」の対になる言葉として(意味は微妙に違う)、
「かっぱに運転免許」という言葉を心に刻み、
電車でおうちにかえる。
それでもいつか、いつかまた、ぶいーんと車を走らせてやるんだから。見てろ、見てろよー。