2007年04月22日

【日記】忘却の彼方

ここ最近まともな本をあまりにも読んでない事に気づいて、
とりあえず家にあって読んでないものを手当たり次第に読む事にした。

ところでκが持ってる古い新潮文庫の巻末には目録がついていて、
「海外作品」みたいな感じで名作タイトルがずらりと並んでいる。

で、この目録を見て気がついた。
読んだ筈なのに、
本の内容をさっぱりと憶えていないものが多過ぎる。

読んだ筈だぜ、「車輪の下」とか「嵐が丘」とか。
どこに行っちゃったの? その記憶。

その上、「ワンシーン以上、確実に思い出せる」のが「チャタレイ婦人の恋人」と「悪徳の栄え」だよ。エロか。エロしか覚えられないのか。
(どちらも決してエロ小説では無いのだけれど、あまりに面白いシーンが有り過ぎた)

なんだかせつないなあ。一所懸命読んだのに。

これからは一寸でも必ず覚え書きを書く事にしよう、と思った。
せめて印象とか、ワンシーンくらいは憶えていたいものな。
posted by κ at 13:40| Comment(4) | TrackBack(0) | はみだし日記

【本】赤と黒(スタンダール/新潮文庫)

19世紀フランス。

眉目秀麗の百姓の青年が成り上がろうとして、
家庭教師に行った先の奥さんと不倫したり、
バレて神父になる学校にやられたり、
お勤めに出た先のお嬢さんと恋愛したりする話。

第1部の不倫ものは割にスタンダードだったのに、
第2部、

「男も女もツンデレ」という大ツンデレ小説なのには驚いた。

なにしろ「デレを見せたら負けだ」と男も女も思ってるのだもの。
「つきあって三日経ったらもう絶交」って…中学生じゃないんだからさ…
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posted by κ at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 本、読んだの

【本】ガープの世界(アーヴィング/新潮文庫)

「PALMが好きならアーヴィングはきっと好きだよ」と言われつつ、
「熊を放つ」で挫折して、放ったらかして幾星霜。
…こっちから読めば良かったなあ。こりゃ面白い。

場面の切り替わりかた、時や空間の移り変わり具合、視点の切り替わりがシーン毎に異なっていて、上手い。

T.Sガープ氏の一生を描いてるのだけど、
戦争小説→学校・寮もの小説→海外逗留小説→夫婦恋愛小説→作家の悩み小説、と、
話の雰囲気がどんどん変わっていってしまうところも凄い。

あと、色々な意味で、物理的に「痛い」小説だった。
ガープが書いた短編「ペンション・グリルパルツァー」も好きだった。
もう1回「熊を放つ」も読んでみよう。。。
posted by κ at 12:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 本、読んだの