午後、渋谷bunkamuraシアターコクーンへ。
串田和美が演出するコクーン歌舞伎「三人吉三」を観る。
歌舞伎を観るのは三度目か四度目。
コクーン歌舞伎みたいな、
「歌舞伎の外の世界に出てきて、既成から壊してみた歌舞伎」
を観るのは、初めて。
同じ名前「吉三」のドロップアウトしちゃった人達と、
兄妹であることを知らずに愛しあう二人の話。
コクーン歌舞伎、すごくすごくすごく面白い。
1階席の前半分はおざぶとんを敷いた「桟敷」になっていて、
勘三郎や橋之助が観客の座ってる間を踏み分け踏み分け、
突っ込んでくる。
舞台美術も奇抜で素敵、
ほんものの水が張られた池の上、
橋がぐるぐるぐると回る回る。
本物の犬が「たたたたたたー」と走ってくる。
台詞まわしも通常のものよりぐっと現代的で、はじけてる。
「雪が降る」のは歌舞伎では当然、、と思いきや、
とんでもない雪が降る。
そして音楽は椎名林檎。
もはやそれは「歌舞伎」なのか?
でも、
鮮やかで、ポップで、ドロドロとしていながらもわかりやすく、
メジャーで、どこかお涙頂戴で、大衆受けで、
それでいて毅然としてて、残酷で、格好よくて、笑わせてくれて。
それって元々の、
お江戸のカウンターカルチャーだった頃の
「歌舞伎」そのものなんじゃないかって感じが、した。
あまりの格好良さになのか、
勘三郎の巧さになのか、世界にヤラれてしまったのか何なのか、
最後に泣いた。
まさか歌舞伎で泣くとは思わなかったな、吃驚した。
「歌舞伎に興味がある」ような人には、是非すすめたい作品だよ。
(設定は予習しておいた方がいいと思うけど。)
当日券もあるそうです。チケット高いけれど。
具合が悪くても暑くても、頑張って行って良かったよ。
「観てみたい」と思ってた歌舞伎役者が沢山観られたのも、満足満足。
七之助の女形は薄幸そうで美しくて儚げだったし、
勘太郎の優男は綺麗な顔なんだけれど頼り無げなところが凄く上手だったし、
橋之助のお坊吉三は、アウトサイダーなんだけど実はお坊っちゃんな感じが凄くしたし。
今度は歌舞伎座に、普通の歌舞伎も観に行ってみよう。
お夕飯はきのことチキンのカレー。
今日は早起きの予定だったのに昨晩眠れなくて寝坊したから、
明日はきちんと起きなくちゃ。