2008年01月14日

【本】L.Aコンフィデンシャル(上)

あんまり映画が面白かった記憶があったので、小説も読んでみた。
J・エルロイの小説は「ブラック・ダリア」も読んで、
あれは小説の方が映画より好きだったし。

が、今回は大変だ。何が大変って、登場人物が多すぎて。
しかも全員フルネームで出てくる上に、
裏切りあり、癒着ありの交錯する人間関係なもので、
「あれ?この人の役職なんだっけ?どっちの味方だったっけ?」
と、何度も何度も考える始末。
…正直、段々考えるのが面倒になってきてしまった。

この小説の読みどころである(と思う)
「交錯する力関係」ってところを
半分くらいしか読めてないのが勿体ない。

印象的なポイント。
嘗ての大女優のソックリさんである妖艶な高級娼婦
「リン・ブラッケン」に
名うての刑事さんもイチコロで惚れてしまうのだけど、

小説だとその「イチコロ」ぶりが唐突に感じるものなのだね。

映画の時はキム・ベイシンガー演じる「リン・ブラッケン」が
本当にあんまりにもとんでもなく容赦なく綺麗で、
女性であるκですらドキドキしちゃう位綺麗だったから、
男性達が反発しつつも「イチコロ」になっちゃう事に
ちっとも違和感を感じなかったのだ。

そういう意味ではエルロイさんて、
男性達の「硬派」な雰囲気を描くのは上手だけど、
美人は「美人」としか描けない人なのかも。

逆に、小説で「凄い美人」と言われても映画化されると
「ふーん、こんなもの?」となってしまうことが多い気がするけれど、
小説を凌ぐ程の「妖艶な美人」になってみせた
キム・ベイシンガー、凄いぞ。偉いぞ。

こんな事を書いてたら、もう一度キム・ベイシンガーの
あの素晴らしい憂いを帯びた笑顔と、
美しいウエストのラインがもう一度観たくなってしまいました。

善も悪も凌ぐ程の「美」って、最強だ。

でも、それって、この小説の舞台が1950年代だから
存在を赦されてる「美人」な気もするのです。
現代の「美人」って、こういう圧倒的な感じじゃないものね。

(キム・ベイシンガーだって、これでアカデミー賞を獲ったけど、
 その後そんなにぱっとしないし。。)

折角のファンタジーな世界である映画とか小説くらい、
こういう「圧倒的な美人」にバシバシ出てきて欲しいなあ。
そしてκをドキドキさせて欲しい。

そうそう彼女「リン・ブラッケン」は
「ヴェロニカ・レイク」という大女優さんのソックリさん役なのだけど、
κ、「ヴェロニカ・レイク」を知らなくて。

今度是非、「ヴェロニカ・レイク」が出てくる映画も観てみよう。

…あれー?すっかり読書感想ではなくて、
「リン・ブラッケンが美人で良い」という話になってしまった…
posted by κ at 14:38| Comment(0) | TrackBack(0) | はみだし日記