この作品に限らず、
「ラーメンズって凄いね。」と思うのは、
何も無い舞台の上で、
役の人たちが生きる空間がはっきりと見えることだ。
「アトム」のそんなに広く無い、京浜東北線の線路が見えるお家の中、
蛍光灯の灯りの下、
そぐわない装置が二つ転がっているところ。
「採集」の、跳び箱が奥の方にあって、
マットが転がっていて、暗くて、すこし臭いような、埃っぽい体育館。
「アトムより」の、公園を見下ろす、
割と立派であろうと想像されるマンションの一室。
…あんたたちは北島マヤだ。恐ろしい子!
「採集」のしんとした恐さ(除くラップ)が凄く良かったし、
「アトムより」の、広がりのある、爽やかでいながら、
どこか寂しい終わり方も良かった。
ドラえもんやアトムは友達じゃなくて、
バッテリーが切れたら動かない機械なのかな。
と、少し寂しくなるのだった。

