2007年01月14日

【映画】犬神家の一族(1976作品・TV)

犬神家の一族横溝正史.

「悪魔の手鞠唄」を観たので、こちらも、と思って観てみた。
ストーリーがほぼ原作どおりで、細かい設定もかなりそのままであることに驚く。
あれだけの長篇を2時間に納めるのって、むつかしかろうに。凄い。
ただ、かっぱは原作を読んでいたからわかりやすい話に感じたけれど、
まっさらの状態で見たら、わかりづらい話かも。
家系図見ながら観たくなる映画だ。

市川昆監督の独特のカット、
(ぶつぶつと切れたヌーヴェルバーグっぽい感じのカットや、眼のアップ、黒い血飛
沫、兎に角走る走る、など)
ニ度目になると癖になって、面白くて堪らない。
あれ、現代でやったらば即刻誰かがパクって遊ぶ程、
わかりやすくてキッチュでポップで素敵な手法だ。もっと観たい。
でも、どうして回想シーンとかストーリーの端ッこの方の、
「どうでもいいエピソード」の時にばかり癖のあるカットが多いんだろ? 
遊びってことなのかな。不思議。

ヒロイン珠代さん演じる島田陽子さんが儚げで素敵。
特に登場シーンの、白いシャツに白いスカートの上下が良かった。
あと、「珠代さんの貞操や如何に!」と云うシーンで
「木綿でできてるみたいな、もったりしたフリルのついたシュミーズ姿」
になるのだけれど、今やシュミーズってば逆にエッチでどきどきした。

松子おばさまを演じる高峰三枝子さんも、おっかないけれど綺麗で、見応えあった。
草笛光子さんも綺麗だった。
昔の女優さんって、「素」の部分が見えないというか、浮き世離れしていて、
そこらへんに居ない位ずばぬけて麗しくて、「幻想」が有って、いいな、と思う。

レギュラーとなってる大滝秀治と岸田今日子は、もう、神の領域なので何も云うまい。

そのうち、いま公開している方の「犬神」も観て比べてみたい。
posted by κ at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画、観たの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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