2007年02月06日

【映画】幸せのちから(試写会)

先月観たのに、書くのが遅くなってしまった。

ウィル・スミスが貧乏生活から脱却すべく、大手企業に就職できるか?という映画。
今では成功されてる方の実話らしいので、雰囲気としては「松下幸之助物語」とかそういうものなのか?と思って観始める。

「企業へ就職する為の知恵や工夫」がメインの話になるのかと思いきやそうでもなくて(勿論それもあったけれど)、後半は特に「お金が無いのはつらい」という話だった。

映画としてはペースものんびりだし、繰り返されるエピソードもちょっとくどい。
(そう、本当に「お爺ちゃんの昔話」的に、くどい。)
そして今となっては「全般的にウィル・スミスが走っていた」記憶しか無い程だ。ちょっと走りすぎなの。

だけども、毎晩寝る場所がなくて、子供を抱えて彷徨う姿にはこわいくらい説得力があった。
寝る場所が無いんだよ。おうちが無いの。そんなのって想像がつかない。

その映画を観た日、かっぱ達はお洋服を見て回ったりして、美味しいお茶を飲んで、今日は帰りにまわるお寿司を食べに行こうよ、お酒も飲もうよ、なんて、楽しく計画をたてていた。
それはごく普通のことだ、と思っていた私達に、日本ではどちらかというとお金を持っていない方である、と思っていた私に、その説得力は物凄い勢いでがつんとやってきた。

わたし、或る意味では、ものすごく幸せなんだなあ、
あんまり不幸がるのは止そう。と、つよくつよく思わされた。
そう考えちゃうくらいのパワーが、この映画にはあった。どんな形にせよ。

おまけ1:お父さんがハンバーガーをお家で作るシーンが印象的。矢張りアメリカ人はおうちでもハンバーガーなのか…ちゃんとトマトもスライスされていた。美味しそう。
おまけ2:大企業の人事部長さんかな?社長さんかな?のお偉いさんの演技が素晴らしくチャーミング。そこだけ、もう1回観たい。

ともあれ、時間が経ってみて、もっと色々思う事も増えた。

かっぱは今まで「貧しい国」というと、漠然とアフリカとか中東の方を思い浮かべてたけれど、「強くて大きな国」アメリカの、この貧富の激しさはどういう事なんだろう。
お金が無いのは主人公達だけじゃなくて、きらきらの大きなビルが建つ大都会で、沢山の人々が教会に泊まる為に並んでる。有色人種ばかりが行き交うチャイナ・タウンみたいなところも、皆、貧しそう。

で、たぶん、この映画の言いたい部分って、そういう「アメリカの貧しい部分」も大きいように感じたのだけど、
でもあの主人公は力と努力と幸運で最終的には脱・貧乏で、アメリカの富んでる方に入り込むことができたわけで、貧しい人々は貧しいままなのだ。
じゃあ一体、あの映画は何が言いたかったんだろう。と、どうもすっきりしないのだった。

もう一つは、
「寝る場所も無いというような貧困層が殆ど無い、かなりお金持ちの筈の日本って、どこがどうして不幸せになっちゃんたんだろう」ということ。
おなかがいっぱいになったのに、どうしてなんだろうな。
posted by κ at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画、観たの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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