豊川悦司が旦那さん。岩井俊二監督。
たぶんこの映画は、
「雰囲気のあるお部屋で山口智子を縛る豊川悦司」
という絵面と雰囲気を楽しむためのものなんだろう。イメージ・ヴィデオみたいに。
だから、
「あんな大量のロープ、買ってくるの大変だろうなあ」とか
「ロープ、縛ってるっていうより、巻いてるって感じがするなあ。。。」とか
「縛りと言ったら亀甲縛り」とか思っちゃ駄目なんだろう。
でも思っちゃうんだよね。
いちまいの写真だったら嫌いじゃない絵だった。
「縛っていて欲しい、縛りたい」というテーマは面白いんだけれど、
思うに「縛る」という言葉をあらわすのに伝えるべきなのは、
「大量のロープ」ではなくて、
「ぎりぎりと皮膚にくいこむ感じ」なのではないのかしら。
跡つかなそうな縛り具合じゃ、何も縛れないよ。と思ってしまった。
最初の方で、奥さんが歯列矯正を外した後のキス後の豊川悦司の科白、
「うーん、メタリック感がないな。」
この「メタリック感」という言葉へのκの壮絶な違和感、
これがたぶんκのこの映画への違和感を集約しているような気がしてならない。
(以下ねたばれ。)
案の定奥さん、あの縛り方じゃものたりなかったのか、逃げてしまった。
でもさすがにあのぐるぐる巻きから逃げるって事は、、、
奥さん、縄抜け名人?
だから、こういうことを考えてはいけないんだろう。たぶん。

