
キンコ(仮名)との約束のため、西荻窪へ。
久々に電車の中でうとうとと居眠りしつつ、
(とても気持ちよかった、)
荻窪から西荻窪までは雨に降られて歩く。
長ずぼんを履いてきたのは失敗だった。
裾が濡れて気持ちわるい。
居眠りのせいか、低気圧のせいか、さっぱりしない頭。
西荻。平日昼間なのでラーメン屋さんの「はつね」が開いていて、
凄く凄く入りたく思うけれど、我慢する。
昼にラーメン食べて夜に呑んだら、メタボちゃんまっしぐらだ。
そのかわり、「ダンテ」で大好きなアイスコーヒーを飲む。
濃くて、あまくて、上にどっさりミルクが載っていて、
所謂スタバ系とは完全に逆ベクトルのコーヒー。
きちんと丁寧に淹れてあるから薫りがよくて、ほろ苦さもある。
(雰囲気で言うと、ベトナム・コーヒーに近い気がする。)
ほぼ貸切状態の店内でぼんやりする。
茶色のインテリア、ずーっと変わらない内装、
静かで、うす暗くて、穴倉みたいで、いいなあ。
充電終了で散策。
「本を減らそう」運動の一環として、
多少価値のある古本を買い取って貰おうとしたのだけれど、
買取値段400円だって。このお店で3,000円で買ったのにだよ。
(現在も標準販売価格はその程度)
古本の世界って…こんなものなのかなあ。
400円はあまりにも哀しいので、持ち帰ることにした。
火曜日に西荻窪に来たのは失敗だった。
大好きなケーキ屋さんも一番好きな古本屋さんも布地屋さんも定休日。
とてもとても好きなギャラリーと雑貨のお店も休みだ、、、
と哀しく、せめて窓ガラスの外から商品を眺めようとしたら、
中にいた店長さんだろうか、オーナーさんだろうか、が、
出てきてくださる。
「定休日だけれど、どうぞお入り下さい」とのこと。
なんて嬉しい。
こんな適当で、でも商売っ気ではない感じの経営って、
西荻窪ならではだ。
このお店の雑貨やアーティストの作品の物の選び方、
配置の仕方、センスが、かなり好き。
昭和初期の本棚や外国のアンティーク家具、アラビアの食器、
鳥の模様のスタンプ、ウールでできた羊のマスコット。
古いガラス瓶、靴べら、レターセット。
古いものと新しいものが渾然となっているのに、
そこにはきちんと統一された趣味がある。
白と焦茶〜墨色のグラデーションと、
ターコイズブルーを挿し色にした食器の揃え方も素晴らしい。
雑貨屋さんてどうしても、甘く可愛らしいものが多くなるけれど、
此処はどこかクールで落ち着いていて、さっぱりとした印象が残る。
その微妙なバランスが、良い。
何か買い求めたいと思ってぐるぐると探したけれど、
しっくりと来るものは皆、今のκには高くて、諦める。
今度来るときには必ず、必ず買っちゃうのだ。
このお店です。
http://fall-gallery.com/ブログを見てみたら、店長さんは音楽をやってらっしゃる方みたいだ。
さて、この辺であきらかに体調がおかしい。
どうやらダンテの冷房にあたったせいで風邪をひき始めている。
涼しい風が体に辛い。嗚呼、どうしよう。
どうしてもどうしても夜は呑みたいので、風邪薬を飲みたくないから、
薬屋さんで「熱がある時の栄養ドリンク 龍源30」を飲んでみる。
…どうやら効いた様子。普段こういうのを飲まないせいか、
体の寒さが減ってきた。ラッキー。
結局、今日の収穫は10年前の
「散歩の達人」(版型が今とは異なるもの。)を
200円で買っただけだった。
夜は「戎」にて、いわしコロッケや蓮根の肉詰め、
生の青海苔なんかを食べて、非常に満足。
かつをのお刺身も美味しかった。
この街では時間がとてもゆっくりと流れていて、
今日の次が永遠に今日のような部分がある。
(とは言え、店舗などは大分変わっており、時の流れを感じた)
本当は永遠にこういう流れに留まっていたいと思うけれど、
今は、そういうわけにもいかない。
帰りの電車を降りたら、
竜宮城から帰ってきたような気持ちになった。