2006年12月07日

【映画】シン・シティ(DVD)

諸事情があって本当は観たかったのだけれど、ずっと観てなくて、やっと観た。
感想、…もっと早くに観ればよかった、しかも、映画館で観たかった。

オール「動くアメコミ」という感じ。
くっきりとしたモノクロの中に挿される赤や黄色が毒々しくて、スタイルとしては古いのに、刺激的。
アメコミは個人的には全く好みではないのだけれど、ここまで徹底したスタイルでやられると「格好いい」と感じる。

女の人もみんな素敵。
特にジェシカ・アルバが可愛らしかった。ナイスバディ。
所謂ギャル系の御本尊みたいなタイプなんだろう、全然普段は好みじゃないんだけれど、この映画だと好きになってしまう。

クエンティン・タランティーノおよびロバート・ロドリゲス監督の特徴として、
「女性がちょっとファニーフェイスで、でもセクシーで、格好よくて、でも本質的にはイノセント」というのが挙げられると思うのだけれど、今回もまさにそれだった気がする。
…アメリカにおける「萌え」はこういう形なんだろうか。
やっぱり日本の文化とはなかなか相入れそうに無いな、あのセクシーさに「萌え」る人は日本では少ないだろうからな。と考えた。
まあ、単に監督二人の個人的な好みなのかも。

デヴォン青木は一言も台詞が無いのに凄く存在感が有った。東洋系って西洋の人の中に混じると物凄く「ミステリアス」に見えるんだなあ、と実感。
ミステリアスなんだけれど、どこかギャグっぽいんだ。ああ見えてるのか!西洋に行くと!

続編が来年あたりに公開されるそうなので、その時は絶対に映画館で観たい。
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2006年12月03日

【映画】悪魔の手鞠唄(TV)

多分もうすぐ「犬神家の一族」が封切られるので、これがTV放映されたのでしょう。いっそ古い方の「犬神」も放映したらいいのにな。

原作は読んだこと有り。でも、だいぶ前なので殆ど忘れてた。女の子が4人出て来て、、というところでやっと、筋を思い出した。
原作に比べるとアイドル女優(だった筈)のチエさんにあんまりピントが当たってなくて、どちらかというと女将さんにばかりピントが当たっていた印象。

大滝秀治などの怪優が揃っていて、妙に恐ろしくも恍けていて素敵。
主役の石坂浩ニの歯並びがとても綺麗なのも印象的。「金田一」にしては、しっかりしてるように見えた。

古い日本映画を殆ど見たことが無いので、おっとりとしたスピードになかなか馴染めなかった。
頭割られたり首絞められてるっていうのに、どこかのんびりしてる。
やっぱり自分も「スピード勝負」の現代人なんだなあ。と考えてしまった。

でものんびりしつつも、不思議なカット割とか、モノクロで真っ黒な血が飛び散る殺人シーンは格好いい。
ああいう格好良さが新作でも観られるなら、観てみたいなと思う。

そして、どんなに無理矢理な筋だろうと、やっぱり横溝さんの話は恐くて雰囲気があって面白くて、癖になる。中毒になる。素晴らしい。
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2006年12月02日

【映画】ALWAYS 三丁目の夕日(TV)

三丁目の夕日.jpg

「昭和」のデザインを観る事が楽しみだったので観てみた。

特に銀座のあたりの建物が好き。でも下町も好き。冷蔵庫も好き。自転車も好き。
全部か。
それと、小雪さんの役柄の格好が新鮮だった。
ブラウスにスカート、とか、手縫いっぽいプリントのワンピースとか。
薬師丸ひろ子が着てる丸襟のシャツも、野暮ったさが可愛らしい。

お話はあんまり期待してなかったのだけれど、吉岡秀隆のチャーミングさと子役の巧
さにやられて、しっかり最後まで観てしまった。

この子は確か、スマップの香取君とソフィアの人がが出てるドラマに出てた子役でしょ
う。
目と耳が特徴的なのと、下から「じいっ」と暗く見つめる感じが凄く説得力があった
ので憶えてた。
確かあの時も「捨て子」じゃなかったっけ?
なんとなく「不幸」の薫りをさせるのが上手なんだろうなあ。

ただ、最近のあまりの昭和ブームを見ると、あまりにも「昔はヨカッタ」って言い過
ぎな感があって、一寸抵抗がある。
この映画にはちっとも恨みはないし、「ビックコミックオリジナル」の連載も好きな
んだけれどもね。
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2006年11月26日

【映画】セブン(DVD)

10年ぶり位で観た。10年前はストーリーの凄さばかりに目がいってたけれど、「映像」というか、「映画」として凄かったんだなあ。
犯人が細々とノートをつける戦慄のオープニングは、後々「レッド・ドラゴン」のオープニングに影響を与えたのでは、とか、
ヒトサマのお家(長家のようなマンション)の中を走り回って追跡するシーンは、後に「マトリックス」でスミスから逃げるシーンで観たなあ!とか、
ぐぐっと暗くて、色調が抑えられてて、それでいて赤や青や緑が気持ち悪いくらいくっきりと見える映像の格好良さとか。
犯人から飛んでくる銃弾を「(観てる自分が)ついつい避けてしまった」(格好悪い)のも久しぶりだったし。それくらい、銃撃に迫力があった。

映像も良く、脚本も良く、みんなお芝居も上手で、これは傑作って奴だなあ、また10年くらい経ったら観よう。と思ったのだった。

ところで、先日、唯一覚えていた「揺れる部屋」シーン。あった。ありました。
ところが、ちっとも哀しくないシーンで、というか、この映画で唯一の笑顔シーンだった。
どうしてこのシーンだけをくっきり憶えてたんだろう? 
他のシーンの記憶の抜け落ち方(観たら思い出したけれど)を考えると、他があまりにも陰惨だったから、無意識に他を忘れてしまったのかもしれないなあ。
そして、「哀しい映画だった」印象が、笑顔シーンを哀しい印象に変えてしまったのかもしれない。
あまりにも心理学まるだしの記憶違いだったので、自分でも吃驚。続きを読む
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2006年11月23日

【映画】マトリックス・レボリューションズ(DVD)

エージェント・スミス.jpg


昨日の「リローデッド」に引き続き、「喉元を過ぎてつまらなさを忘れたので思い出
してみよう」フェアを開催。

全く期待しないで観たら、割と面白かった。
肩の力が抜けた状態で観ると、何とか必至で話をまとめたんだなあと思った。
続編が無い予定だったのに無理矢理作ったにしては、健闘したのかも。

ちょっと手堅く纏め過ぎたのじゃないかしら、と言うくらいストーリーも分かりやす
かった。今にして思えば。「LOVE」と「BELIEVE」というテーマも何とか徹したし。
かなり雑な纏めだったけれど。

頑張らないで無茶苦茶難解なままにして放り投げてしまえば、「2001年宇宙の旅」み
たいな「珍作」というか傑作になったかもしれないのにね。なんて考えたり?理か。

まあ、「世界・口惜しい顔大賞」を上げたい位スミスの口惜しい顔がいっぱい観られ
たので、もう、いいや。
(その割りに描くと「激怒したタモリ」にしかならないんだな、何故だろう。)
預言者のお部屋の、チープで親しみやすくて可愛いキッチンのインテリアも沢山楽し
めたし。ああいうセンスがザイオンでも残っていればなあ! ほんとうに!

そして、このシリーズを観てない方に、どうか、シリーズ全体としてはへっぽこになっ
ちゃった感があるけれど、「1」は面白いから、観てみてね。
でも続きを観るか観ないかは、あなたが選択するのよ。を、最後の言葉としよう。
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2006年11月22日

【映画】マトリックス・リローデッド(VHS)

マトリックス_オラクル

マトリックス・リローデッド.jpg

数年前に「レボリューションズ」で物凄く物凄くがっかりした痛手がようやく回復し
たというか、「喉元過ぎて熱さを忘れて」来たので、
熱さ、忘れるべからず。ということで見てみた。

スミスとの100人組手は完全にギャグの領域で、笑える。とか、

明るい預言者のおばさんは本当に笑顔が素敵で好きだし、亡くなってしまって本当に
残念だ。人生相談とかやって欲しいくらいなのに。とか、

キー・メイカー(エグザイル)は何べん観ても良い味出してるなあ、
日本でやるなら矢崎滋か三谷さんだなあ。とか、

パーセフォニーを演じるモニカ・ベルッチは無意味におしりがぷりぷりしてる、とか、

過剰な期待を省いて観れば、割と楽しめるところも多い映画だった。

個人的には、大広間みたいなところで何人もとネオが壁に飾ってある武器を使いなが
らぶんぶん飛び回って闘うシーン、そこの
「クリーム色のスーツを着たメロビンジアンの手下」にいつも注目してしまう。
ワンレングスっぽいおかっぱの人で、一番最後に頭を潰されて死ぬのだけれど、
男なのか女なのかも微妙で、中国人っぽくて、妙にその人に集中させるカットが多い
のが不思議。誰なんだろう、あれ。
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【映画】リーサル・ウェポン2 炎の約束(TV)

昨日「1」を観たので、何となく愛着を持ってしまったコンビを見る為に続編も鑑賞。
でも全体的にコンビネタが減ってしまってたので残念。
唯一コンドームネタくらいしか笑うところも無かったし。

前回よりも予算がちょっとアップしたのか、カーチェイスが増えてた。

そして、嗚呼、この映画の当時、本当に「ソ連」は敵だったんだなあ、わけわからない位、と、しみじみと思った。
もう、ソ連の何が嫌なのか意味不明な位の仇っぷりだった。

邦題の「炎の約束」も、本当に意味不明で良し。ハードロックの邦題みたいだ。続きを読む
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2006年11月21日

【映画】リーサル・ウェポン(TV)

リーサル・ウェポン.jpg


メル・ギブソン演じる刑事がどっかんぼっかん暴れる話。

こういう刑事ものの映画ってお話はまあどうでも良くて、「アメリカの刑事を見る」
のが楽しい。
たいてい、白人と黒人でコンビになったりするのが常套で、四角くて平たいオンボロ
な車に二人で乗り回して、助手席にいる方が煙草をふかす。

二人でぱさぱさして美味しくなさそうなホット・ドッグを食べたり、甘そうなドーナ
ツを食べたり、薄そうなコーヒーを飲んだりして、喋る。

そして、大抵少し仲良くなると、年輩の家族もちの刑事が、若い方の一人ものの刑事
を家に誘って、家族みんなでごはんを食べる。
大きいキッチンで、必ずガス・オーヴンを使った料理が出てくる。

まあ、「はぐれ刑事」や「太陽に吠えろ!」が本当じゃないように、アメリカの刑事
も本当はこうじゃないんだろうけれど、どの程度本当なのかなあ? おうちでごはん
食べたりするの? なんてのは、気になるところ。
凄く、「異国だなあ」と感じて、面白い。

そして、ひとつ位は二人の会話で、ハードボイルドで格好いい会話がある。
今回よかったのは、

「俺は神様に嫌われてるんだ」
「そうか、じゃあ、あんたも嫌え。」 

こういうのって、いかにもって感じで、好き。
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2006年11月18日

【映画】セブン

最近観た、というわけではないのだけれど。

友達と「セブンの続編ができるらしい」という話題になり、

友「セブンってどんな話だったっけ? あんまり覚えて無い」

かっぱ「かっぱ、覚えてるよ、
 あのね、ブラッド・ピットが若手の刑事でね、
 モーガン・フリーマンが先輩刑事でね、ブラピのお家に遊びに行くの。

 電車(地下鉄だったかな)がすぐ傍を通る古いぼろいアパートに住んでるの、奥さんとブラピ。
 だからね、お話しようとしても、
 電車が通るたんびに五月蝿くてお話できないし、色んなものが揺れるの。

 哀しいシーンだった」

友「…そんなシーンあったっけ…?」

か「…うん。でも、そこってストーリーの主軸じゃないね。確実に。」

犯人もあんなに頑張って連続猟奇殺人したというのに、
(確かそういう話だった気がする、)
かっぱが覚えてることと言えば「おうちが揺れる」だけ。
どうしてなんだろうなあ。不思議だなあ。
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2006年11月10日

【DVD】攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX/2nd GIG

タチコマに乗る.jpg


昨日CDについて書いたので、
アニメを観たのはだいぶ前なのだけれど、思った事を。

「S.A.C」のキーパーソン「アオイ」はサリンジャー「キャッチャー・イン・ザ・ラ
イ」に影響を受けた人物とされていたし、

「2ndGIG」のクゼが影響を受けた「パトリック・シルベルトル」(だっけ?)なる作
家のモデルになったのは、三島由紀夫なのではないかと思う。
憂国と革命、自決、そして能楽への興味なんてあたりが。

サリンジャーと三島って一見、変な取り合わせだ。
でも、「綺麗ごとに聞こえちゃうくらい真摯な理想を掲げる、馬鹿正直なくらい真面
目な人間」
(名前のとおり「青い」とも言える)という共通項でくくれるみたいだ。

そして、攻殻シリーズって両方とも、繰り返し
「理想を持って行われた筈の犯罪が、全然綺麗じゃ無い事に利用される」話なんだ。

でも、それで「大人って汚くてやだね」で終わるわけじゃない。(汚くってやだけれ
ど)
ほんのちょっとだけ、アオイやクゼが、彼等の信念が一矢報いることができる。

だけれどそれは、「理想ばっかり言ってるなんて甘えてるよ」的な、
「おとな」な9課の面々の尽力によって行われる。

「頭もさげなきゃならないし、宮仕えもしなきゃならない、
 それでも、頭つかって、最後に自分の信念は貫く」という感じ。

ハッピーエンドでも勧善懲悪でも無くて、世界はそんなに良い方向へ進歩するわけで
もない。
それでも、そんな人たちが、多大な犠牲を払って、ほんの少しの勝利を得る話。
そこが、とっても「大人な作品だ」と感じて、好きです。

あと、余談として、タチコマには毎度おいおいと泣かされている。
かっぱ的には、「フランダースの犬」「蛍の墓」を軽く超える号泣アニメに認定。
posted by κ at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画、観たの